れいわ勝手連とやま
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蓮池講演会・きわめて個人的な感想
れいわ勝手連とやま=甲田克志
「商人的発想」
11月4日講演会で、司会のYさんが「企画したのは甲田だ」と口をすべらせて?会場がどよめいたように感じ た。黒子がいきなり舞台に押し出されたようで、知り合いが「それで、あんなしつこい誘いだったのか」と納得した 表情に変わった。わが家は朝鮮からの引き揚げ者で、父親は闇市で商売を覚え、新湊で衣料品店を開業した。仕入れ たものは売り切らないと商売にはならないのだ、と言い聞かされて育った。それが染み付いていて、押し売りの下品 な甲田と思われている。正義感より先に、商人の血が時に騒ぐということ。74歳にもなると、商売人の子でよかっ たと思うことが多い。 みなさんには申し訳ないが、この講演会も商人的発想が基本にある。知名度、筋書き、リスクがないまぜになって 、収支が取れそうと判断した。売れ筋の商品を取りそろえるのは、伸びる商店にとって欠かすことはできない。そし て、スタッフのやる気である。年齢、男女は勿論、職業経験など多彩な人材が集まっての「れいわ商店」。多少異論 があろうともまとまっていくには、強制感があってはならない。ほんのちょっと本気になってもらえればいいのであ る。持続可能な組織というのは、ヒト・モノ・カネに加えてワクワク感が絶妙なバランスで回転していく。これは言 葉にならない暗黙知といっている。司会のYさんがさりげなく勝手連をこう説明した。強力なリーダーのいない、 ゆるやかなつながりの組織だと、これはいい得て妙。参加者もそうだが、蓮池講師もなるほどと膝を打つような仕草 を見せていた。富山における市民政治活動の中で、一粒の種は蒔かれたといっていい。
「理科系人間」
蓮池透さんはあいの風鉄道で富山に着いた。柏崎から約3時間、JR東日本、西日本、あいの風と3つの鉄道会社 を乗り継いできたのだが、窓口でトラブっている。カードでの決済ができないのだ。別会社化した不利益が利用者に 負担させるのはおかしいという正論を吐いている。担当の女性が金沢駅でなら処理できるはずといったことから、怒 りは更に高じた。引っ込む気配はないが講演時間は迫ってくる。迎えに出た商人・甲田なら、仕方ないかといい加減 に切り上げるのだが、彼はやはり理系の人間だな、と妙に納得した。
「拉致問題の本質」
2002年9月17日、小泉訪朝によって日本人拉致が明らかにすると同時に、平和条約を結ぼうという平壌宣言 も調印された。これを最も政治的に利用したのがアベ首相である。植民地支配の加害者から拉致の被害者にすり替わ り、日本会議と伴走するように制裁と排外主義のナショナリズムを推し進めた。しかも、拉致を声高に叫ぶだけで、 有効な手立てを打たない。この政治カードを手放さないということが政権維持に不可欠と判断したからに他ならない 。拉致被害者を馬鹿にした態度だが恥じることはなく、家族会も拉致全員の帰還が目標だからと、拉致被害者が個々 の声を挙げられなくなり、いつの間にか政権批判がタブーとなってしまった。そして、国内において在日に対する差 別と暴力が大手を振って跋扈するようになった。 韓国敵視と北朝鮮制裁を続けていけば、アジアの孤児になることは間違いなく、日米同盟強化しかないと擦り寄っ ていけば、米国従属は米国隷従になってしまう。次なる世代にこんな日本を遺していいのか。
「制御できない原発」
原発問題は蓮池自身が当事者。私はという一人称で、再稼働してはいけないと語る。大きな理由は三つ。核のゴミ の最終処分場がない、「世界一厳しい基準」は大嘘である、避難計画の不備は人命軽視である、を挙げる。そして、 東電は万死に値し、東電解体もあっていいと言い切る。原発の現場であるが、東電社員の殿様ぶりは際立っている。 東電社員自ら行うのは運転ぐらいで、その他設備保守、放射線管理、改良工事等々ほとんどの作業が請負や委託の形 態で下請け会社だ。いわばただ見ているだけで、年配の下請け作業員をあごで使っている。汚染水対策も打つ手はな い。その最たるものは、汚染水対策。約350億円をかけて凍土壁を作ったが、まったく限定的で年間10億円の電 気代が垂れ流される。延々と並ぶドラム缶は永遠に続くのだろうか。誰も真実を言い出さないままで、先送り無責任 体質に骨の髄まで侵されている東京電力、いやこの政権に委ねていては先がない。(2019.11.13)
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蓮池講演会・きわめて個人的な感想
れいわ勝手連とやま=甲田克志
「商人的発想」
11月4日講演会で、司会のYさんが「企画したのは甲田だ」と口をすべらせて?会場がどよめいたように感じ た。黒子がいきなり舞台に押し出されたようで、知り合いが「それで、あんなしつこい誘いだったのか」と納得した 表情に変わった。わが家は朝鮮からの引き揚げ者で、父親は闇市で商売を覚え、新湊で衣料品店を開業した。仕入れ たものは売り切らないと商売にはならないのだ、と言い聞かされて育った。それが染み付いていて、押し売りの下品 な甲田と思われている。正義感より先に、商人の血が時に騒ぐということ。74歳にもなると、商売人の子でよかっ たと思うことが多い。 みなさんには申し訳ないが、この講演会も商人的発想が基本にある。知名度、筋書き、リスクがないまぜになって 、収支が取れそうと判断した。売れ筋の商品を取りそろえるのは、伸びる商店にとって欠かすことはできない。そし て、スタッフのやる気である。年齢、男女は勿論、職業経験など多彩な人材が集まっての「れいわ商店」。多少異論 があろうともまとまっていくには、強制感があってはならない。ほんのちょっと本気になってもらえればいいのであ る。持続可能な組織というのは、ヒト・モノ・カネに加えてワクワク感が絶妙なバランスで回転していく。これは言 葉にならない暗黙知といっている。司会のYさんがさりげなく勝手連をこう説明した。強力なリーダーのいない、 ゆるやかなつながりの組織だと、これはいい得て妙。参加者もそうだが、蓮池講師もなるほどと膝を打つような仕草 を見せていた。富山における市民政治活動の中で、一粒の種は蒔かれたといっていい。
「理科系人間」
蓮池透さんはあいの風鉄道で富山に着いた。柏崎から約3時間、JR東日本、西日本、あいの風と3つの鉄道会社 を乗り継いできたのだが、窓口でトラブっている。カードでの決済ができないのだ。別会社化した不利益が利用者に 負担させるのはおかしいという正論を吐いている。担当の女性が金沢駅でなら処理できるはずといったことから、怒 りは更に高じた。引っ込む気配はないが講演時間は迫ってくる。迎えに出た商人・甲田なら、仕方ないかといい加減 に切り上げるのだが、彼はやはり理系の人間だな、と妙に納得した。
「拉致問題の本質」
2002年9月17日、小泉訪朝によって日本人拉致が明らかにすると同時に、平和条約を結ぼうという平壌宣言 も調印された。これを最も政治的に利用したのがアベ首相である。植民地支配の加害者から拉致の被害者にすり替わ り、日本会議と伴走するように制裁と排外主義のナショナリズムを推し進めた。しかも、拉致を声高に叫ぶだけで、 有効な手立てを打たない。この政治カードを手放さないということが政権維持に不可欠と判断したからに他ならない 。拉致被害者を馬鹿にした態度だが恥じることはなく、家族会も拉致全員の帰還が目標だからと、拉致被害者が個々 の声を挙げられなくなり、いつの間にか政権批判がタブーとなってしまった。そして、国内において在日に対する差 別と暴力が大手を振って跋扈するようになった。 韓国敵視と北朝鮮制裁を続けていけば、アジアの孤児になることは間違いなく、日米同盟強化しかないと擦り寄っ ていけば、米国従属は米国隷従になってしまう。次なる世代にこんな日本を遺していいのか。
「制御できない原発」
原発問題は蓮池自身が当事者。私はという一人称で、再稼働してはいけないと語る。大きな理由は三つ。核のゴミ の最終処分場がない、「世界一厳しい基準」は大嘘である、避難計画の不備は人命軽視である、を挙げる。そして、 東電は万死に値し、東電解体もあっていいと言い切る。原発の現場であるが、東電社員の殿様ぶりは際立っている。 東電社員自ら行うのは運転ぐらいで、その他設備保守、放射線管理、改良工事等々ほとんどの作業が請負や委託の形 態で下請け会社だ。いわばただ見ているだけで、年配の下請け作業員をあごで使っている。汚染水対策も打つ手はな い。その最たるものは、汚染水対策。約350億円をかけて凍土壁を作ったが、まったく限定的で年間10億円の電 気代が垂れ流される。延々と並ぶドラム缶は永遠に続くのだろうか。誰も真実を言い出さないままで、先送り無責任 体質に骨の髄まで侵されている東京電力、いやこの政権に委ねていては先がない。(2019.11.13)